ひとりごと

成美市民大学に行ってきました。

恐ろしく久々の更新になってしまいました。

昨日、6月21日に、京都府福知山市にある成美大学の市民大学に行ってきました。
「農山漁村民泊・農林漁家民宿の現状と将来展望」というもので、講師は同大学の経営情報学部中尾誠二准教授さん。

内容は、主に旅館業法など、いわゆる「民泊」と呼ばれる宿泊施設を取り巻く法規制が、どのように変遷してきたか、また現状どうなっているか、という感じ。
色々と事例や統計を交えて、とても勉強になりました。
特に法規制については、普通に勉強しているだけでは時系列に理解するということがあまりなくて、凄くよく分かった。
こういうのは、講義ならではですねえ。

あと印象に残ったのが、「Nターン」という言葉。
中尾先生の造語らしいですが、都会から地方へ、いわゆる「Iターン」や「Jターン」をする場合、全くの新規じゃなくて、子供の頃などに一度その地に行った経験があることが、移住の大きな動機になるだろう(又は既になっている)ということ。
要は、一回地方に行って、帰って来て、また行くと。これを横軸に時間、縦軸に移動を表すと、アルファベットの「N」になるという。

だから、教育旅行とか体験学習で地方が都会の子供を招き入れるのは、とても意味があるんだよってことですね。これは分かりやすいなあ。


で、一通り講義が終わったあと、先生は、来場者を地域ごとに前の壇上に呼びつけて簡単な自己紹介をさせはりました。
当日は、40名くらい参加されてて、地元中丹地域の他にも、丹後半島や兵庫県の丹波地域、そして若狭からは私と、なんだか北近畿から幅広く来てたので、皆さんを結び付けたいんだという意図でした。

私もちょこっとだけ若狭の現状を紹介させていただいたんですが、おかげで会場内に居ててお互い気付かずにいた古い知人何名かと再会できましたよ。

講義そのものの内容の濃さ、人と結び付けようとする先生と大学の意図、そして昔の知人が相変わらず好奇心旺盛で勉強熱心であったこと。
帰りはすっかり遅くなったけど、本当に気持ちのいい時間を過ごしました。

オイラも手抜きせずに勉強いっぱいしなきゃ

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新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。

久々の更新が新年のご挨拶になってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
昨年末で上司であった事務局長が退職し、年明けからは、私が局長代行として、観光協会の運営に携わることとなりました。
その後のことは未定ですが、当面はお役目を担わせていただくことになります。
至らないことばかりだと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ということなんですが、代行とはいえ一応責任者なので、年末年始休みの間、観光協会の運営についてあれこれ考えていました。
下の図は、以前から手元にある資料でちろっと作っていたもので、海水浴シーズンの高浜町内での観光消費額の推移です。
Photo

例によって元がエエ加減な統計値なので、絶対値は信用できないんですけど、夏の海水浴シーズン2ヵ月だけに限っても、この13年間ほどで、町内での観光消費が7割近く減ってしまったことが分かります。

一方、次の図は、観光の地元経済効果について。
仮に10億円の売り上げがあったとして、それが町内にどれだけ経済波及効果があるかを、農林水産業と、電子部品製造、観光のそれぞれについて計算してみました。

Photo_2

福井県の産業連関表と、それに基づく経済波及効果分析ツールを使っているので、あくまで県ベースのものなんですが、それを何となく高浜町バージョンに設定してやってみた。

こちらもいたってエエ加減なものですが、農林水産業や先端産業と比べても、県外から来て下さった観光客の皆さんが町内でお金を落として下さることが、いかに地元経済波及効果が高く、ありがたいことかが分かります。
だから観光を主要産業に、なんてことは言いませんが、観光産業が、少なくとも高浜町に今ある資源であり環境であることは確か。

で、問題なのは、こういう観光客の誘致について、行政も、当の我々観光協会も、残念ながら本気で頑張ろうと思ってこなかったってこと。
現在行政には、産業振興しようと、営業に飛び回ったり、必死で企画を進める部署も人もいない。
観光協会は観光協会で、イベントだけやってればいい、自分たちが面倒なことはやらないっていう価値観が、どうしようもなく横たわってる。だから、現場で真剣に「観光で食っていこう」としている会員さんから見たら、観光協会って著しく存在感が低いんですよね。

これから何年かかけて、ひとつひとつ成功事例を作って、ちょっとでも組織を方向転換していかなきゃと思うんだけど、正直、地元の人がそれを望んでいないのなら・・・。
そりゃ、みんな楽しいのがいいし、新しいことやるのはリスクもあるし、何より面倒ですからね。

でもまあ、一人で鼻の穴膨らましてても仕方ないので、まずはプラモデルでも作ろうっと。

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宋メール209号を読んで

ソフトブレーン株式会社さんが発行されているメールマガジン「宋メール」を、いつも楽しみに読ませていただいています。

今回配信された209号では、かつての営業時の苦労話として、お客さんに色んな新しい提案をした際、それを断る理由に、自分たちは「農耕民族だから」「島国根性だから」というものを本気で挙げる人が少なからず居て、そのたびにやりきれない思いをしたというお話が紹介されていました。

だいたいそんなことを言う人は都会育ちであって農業なんてやったこともないし、また島国は日本だけじゃないんだから、それを新しい一歩を踏み出さない理由に挙げるのは論理的にオカしいだろうという訳です。
「日本には資源がないから」というのも同じで、資源のない国は他にも沢山あるし、「だから製造業にいつまでも拘る」という結論に必ず結び付くのは、必ずしも正しくない。

そして、こういう「無理なロジックと定説が蔓延する」と、議論が内向きになってしまうと、宋さんは指摘されています。
しかも、偉い方に反対意見を言うと「無礼だ」と思われる日本では、こういうロジック破断があっても指摘されないことが多いため、特にそうなりがちだと。

これ、実によく分かる。
私がよく参加する、とある団体の会議でも、海水浴客が激減していて、このままじゃダメだという話はしょっちゅう出ていますが、だからといって具体的に変化を考える人は極々少数。
世間は、お客様のニーズはこういう風になっているから、こういう方向に変えて行きましょうと、とりあえずストーリーを描いて提案しても、自分がこれまでやってきたやり方を変えようとする人はほんの一握り。

で、変わりたくない人達がおっしゃることは、「田舎は都会と違う」「観光協会は儲け主義の会社とは違う」。だから、理屈なんか考えてもその通りにならんのやと。
オイオイそれって理由になっとらんし、って思うことが多々あるんです。

もっとも、そういう人が居るのは、それこそ都会でも田舎でも同じだし、仕方ないと思うんですが、それより残念なのは、そういう人達がずっと意思決定権を握っていることなんですよね。
ちゃんと論理的な思考をされる若い人達だって(当たり前だけど)居るのに、前面に出て来れない。
というか、意思決定する議論の場に加われないまま長年経っているので、白けてしまっている。

それならもう、「ともかく出来るところから変えていく」しかないわけで、当面はそういう方向で行こうと、メルマガを拝読して個人的に勝手に決意を新たにした次第であります。

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