観光のこと

高浜七年祭り

六年に一度の地元最大のお祭り、高浜七年祭が、今日6月30日から始まった。
地元をあげて長い時間と大変な労力をかけて準備された一大イベントが、いよいよ始まります。
神事として閉鎖的だったこの祭りも、前回、今回からは積極的に広報にも取り組むこととなって、初日の今日は、神社の境内は大変な人出でした。
ついでに、観光協会が営業しているレストランは満員御礼だし、観光協会の窓口にも大勢のお客様が立ち寄って下さいました。ありがたいことです。

そんなわけで、これから1週間、町内は祭り一色に・・・

ということになるかというと、実はそうでもないんですよね。
同じ町内でも、祭りの当事者である旧高浜地区以外では、ビックリするくらい関心がないという人も多い。
元々そういうのに関心が薄い人ではなく、部類のお祭り好き(に見える)町民でも、祭り自体見たこともないという方も少なくない。

そういう話を聞くと、改めて、祭りって基本的に当事者や関係者のものだと思う。
例えば自分や家族、知人の出番があるとか、自分の家が人手や土地を提供するとか、あるいは段取りや背景に詳しいとか、そういうことがなければ、基本、伝わりにくい。

地域の祭りなどを観光資源に活用する、なんて話を最近よく聞くけど、普通の人が楽しいと思えるモノか、そうではないかって、実は両者にはかなりの差がある。
事前の情報提供がきちんとなされているか、現地での案内ができているか、当日の飲食や休憩の場所があるか、駐車場はあるのか、観覧する環境があるのか、安全面は配慮されているのか、タイムスケジュールがある程度アテになるか、記念になるお土産などがあるか・・・などなど。

当事者から見て祭りそのものの値打ちが高いんだから、来て下さった客様は必ず喜んで下さるってものではないわけですね。

地方は自分たちのありのままを見て貰うことが観光資源になるんだとか、(地元の)自分たちが楽しいことが一番なんだ、なんて話をする人が居るけど、それってかなりの幻想が混じっているように思う。
やっぱり、誰かが気を利かせて、汗をかいて地道に受入体制を作ること、そして、そういう外堀を埋めるような役割を担う人や組織に対して地元が協力的であってこそ、はじめてお客様に楽しんでいただける状況になる。
いや、たとえ協力的でなくても、せめて足らないところばかりを指摘して批難攻撃するんじゃなくて、ちょっとでもよくなるように助言してくれたり、具体的に助けてくれたりという、そういうマインドが地元に少しでもないと、ほんと難しい。

もちろん、「秘境」とか「知る人ぞ知る」「あえて不親切」といった魅力もあるわけですが、そういうのを受入側が自分たちの都合だけで解釈してる場合もあったりする。

同じ町内で、祭り会場から車で5分もかからない所に住んで居る人の多くが、「興味持ったこともないねえ」なんておっしゃるのを聞くにつけ、いわゆる「地域資源」を活用することの難しさ、面白さを感じる今日この頃です。

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営業日誌

少し前から協会の職員君が頑張って営業を掛けていた団体のお客様が、今日、現地視察に高浜町に来て下さった。
とある障害者支援施設(いただいたお名刺のまま記載します)の方々なんですが、7月に350人くらいで町に海水浴に来て下さることで、ほぼ決定した。

このご時世に、なんとも有難いお話です。

P1200908

現地視察では、海水浴をする海岸をはじめ、宿泊予定の各宿を細かに見て回られました。
協会スタッフもそこに同席させていただいたんですが、いやはや何とも勉強になりましたねえ。

例えば、施設や備品は、「汚れるかも知れない」という前提でいること。
しかも、「汚れないように」とか「汚れても大丈夫なように」ではなくて、「汚れた場合に気持ちよく対応できる」ってことが基本なんですね。

ほかにも一杯あって、身体的、精神的に障害をお持ちのお客様と、その周りの方々をお迎えするということが、我が町の受入体制を考える上でめちゃくちゃ大切な経験になることを、改めて確信しましたよ。
賢者の皆さまにしたら、今頃何を言うとんじゃ、ということなんでしょうけど。

本番まで、調整事はまだまだ残っていますが、きっとこの動きの延長線上に、色んなことがあるように思うなあ。

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飛鳥IIが舞鶴港にやって来た

先日の10月2日、舞鶴港にクルーズ船「飛鳥II」が寄港しました。
高浜町の観光協会も、若狭・中丹広域観光誘客協議会の一員として、港で行われた歓迎行事の中の特産品販売に参加してきました。

Asuka

それにしても、クルーズ船ってデカい。
と思ってたら、来年2013年の春には、これよりもさらにでっかい「サン・プリンセス」の寄港も決定してるんですよね。積極的な誘致策が結果に結びついているところは素晴らしい。

この飛鳥II、舞鶴にはこれまでにも何度も寄港していて、その度に寄港地周辺を巡るオプショナルツアーが組まれるなど、色んな催しが開かれているんですね。
今回は、8時間ほどの滞在でしたが、別の回には舞鶴で一泊することもあったりして、地元への経済効果はなかなか侮れないらしい。たしかに、いかにもお金をお持ちのような感じのお客様が多かったような・・。

私の居る高浜町は、隣の舞鶴市とは住民レベルでは人の行き来は日常的に行われています。
観光面でも、宿は多いけど観光スポットのない高浜町と、都市型の観光スポットが多いわりに宿泊施設が少ない舞鶴市は、密接な関係にあります。
なので、観光協会どうしでは、5年ほど前から積極的に共働や連携を進めています。

それに対して、行政面では、府県界をまたいでいるということで、あまり連携するという発想はないみたい。
それって、結構勿体ない話だと思うんですが、今回のようなことがあると、やっぱり連携って大切だと思う。
例えば観光だけに限ってみても、空港から遠い高浜では、インバウンドのリアリティが全く違ってきます。
太古の昔から今に至るも、港は一国の繁栄をも左右する重要拠点なわけですが、我々高浜町としても、すぐお隣の舞鶴市に、こういう大きな拠点港があることを、もっと活かさないとあきませんね。

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若狭高浜モニターツアー「SUP体験」

9月29日(土)、30日(日)と、1泊2日のモニターツアーを実施しましたよ。
今年のテーマは、SUP。スタダップパドルって奴です。
台風が近づく中、かなり苦戦しての催行となりましたが、結果、凄く大切なノウハウを得ることができました。
まずは、参加いただいたお客さまと、ご協力いただいたスタッフの皆さんに感謝感謝です。

ただ、前回のブログでご紹介した画像のように、本来ならめっちゃ気持ちのいい城山公園での実施だったのが、台風の中の城山公園での開催。暗っ・・・

Sup2

とはいえ、城山公園の入り江、通称「ベビービーチ」に、15槽以上のボードが並ぶのは、とってもかっこいい。
特に今回のツアーは女性の参加者が多く、見た目に華やかなのもいいですね。
Sup1

SUPともう一つのウリが、「プレミアムバーベキュー」と銘打った、バーベキュー。
お隣の舞鶴市在住の日本BBQ協会認定のインストラクターさんを中心に、めっちゃ豪華なバーベキューを提供してくれました。
画像は、そんな中の一つ、ご当地パエリア。高浜名物「五色貝」と、舞鶴名産『万願寺とうがらし」がミソ。
ほかにも、牛肉に鶏肉に魚、デザートと盛りだくさんな内容でした。
Paeria

2日目の朝に予定していた「朝ヨガ」は、本来なら早朝の芝生広場の空気を満喫していただきたかったんですが、今回は残念ながら屋内で。舞鶴から来て下さった講師の先生が、ともかく大評判。
Yoga

2日目の昼食は、好きな刺身を選んで、自分で作る「マイ・海鮮丼」。
こちらも6種類の魚の切り身に、なめろう、タレも3種類と、提供いただいた江上鮮魚店さんが、超頑張ってくれました。
Donburi

結局、台風の影響で2日目のプログラムは大部分が中止になったり、本来の目指していた姿とはほど遠いものにならざるを得なかったり、とっても残念な結果ではありました。
でも、春・秋の海の観光メニュー作りに向けて、かなり細かいノウハウが蓄積できました。
やっぱり、経済面も含めて継続できることが、ポイントですね。

頑張ります。

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おすすめ秋の海

高浜町の代表的な景勝地に「城山公園」というのがあります。
シンボリックな「明鏡洞」とか、芝生広場や、ベビービーチと言われる小さな入り江があって、とても気持ちいい。

あまりに気持ちいいもんで、年間を通して色んな人がバーベキューとかキャンプとかをしています。
でも、実際はバーベキューもテントを張ることも禁止なんですね。都市公園だから、そういう使い方は法律で禁止されておるわけです。
でも、普段あんまり人が居ないし、ちゃんと管理する人もいないから、「え~い、やっちゃえ」とか「まあええやん」とか言って、禁止されてることもやってしまう人が多い。

そんな、ちょっと微妙な場所なんですけど、今日所要があって行ったら、やっぱり気持ちええんですよねえ。
入り江では、ダイビングの講習会か何かかな。浅瀬でシュノーケルの練習をしている人達が居ましたよ。
外洋は結構波があったんですが、通称「ベビービーチ」っていうこの入り江は、静かそのものでした。

Beach

芝生広場は、こんな感じ。風が気持ちいい。
Sibahu

ちょっとした木陰もあって、ここで昼寝したら最高やろうねえ。
Kokage

というわけで、こんな最高の環境を、もっともっと積極的にオシャレに使って、使うことを通して守って行きたいと思って、こんどSUP(スタンドアップパドルボード)をテーマにしたモニターツアーを実施することにしました。
もう、明後日から始まるんですが、何やら台風が接近しているみたい。

今後の高浜の観光の行方が掛かってますんで、台風さん、こっち来ないで●●の方に行って下さい。

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第5回ちりとてちん杯全国女性落語大会

小浜市で9月22日と23日に行われた「第五回ちりとてちん杯全国女性落語大会」を見学してきました。

Chiritote

小浜市では、ご存知の通り2007年のNHK朝の連続ドラマ「ちりとてちん」の舞台になって以来、「落語」をまちの活性化に活用されています。
元々、地元には落語の愛好家グループがあったのですが、それがドラマを契機に活動が活発化、市をあげての取組みとなっています。
一時のブームとしてその後尻すぼみになるんじゃなくて、さらにパワーアップして活動が続いているところが素晴らしい。

ということで、この女性落語大会も2012年で5回目を迎えて地元主催になり、アマチュアの落語大会としては、かなりお馴染みとなっているようです。
実際、今年は私の友人も選手として参加。それに合わせて私も、応援を兼ねて初日の常高寺会場を見学させていただいた次第です。

ちょっとついでの用事があったので、小浜の中心市街地から徒歩で会場まで行きましたが、途中、同じような見学者が、まちなかをウロウロしておられました。
選手としての参加者は70名ほどということですが、応援も含めると、かなりの人が来られているんじゃないでしょうか。福井市や大阪などからバスが仕立てられたりしているそうですし、一日目の夜は参加者の懇親会などもあるようですから、経済効果としては、実はなかなかのもんじゃないのかなあ。
おまけに、聞けば選手の皆さんは、大部分の方が「また来年も」と言っておられたとのこと。

かくいう私も、模型趣味で全国各地の色んな展示会やイベントに行きますが、いい作品や模型仲間に会うためなら、かなり遠くまで出かけます。泊まりで行くことも多いし、当然そうなれば夜はハジける宴会になります。
結構財布には厳しいですが、しかし満足度は高くて、毎年必ずいくイベントもあります。
何より、その場所が「聖地」みたいな感じになって、まちの印象は、特別なものになるんですよね。

今、高浜町は、原発のことで、世間から色々と誹謗中傷を受けています。
これまで日常的なリスクを負いながらも発電所を受け入れ、発電所というデッカイ事業所を中心に40年かけて地元経済・産業が形成されてきた。確かにオイシイ思いをしている人は居るけどそんなのあくまでほんの一部。大部分が真面目で争い事のきらいな素朴な人達です。

それが、理由や是非はともかく、突然運転停止しまっせ、ってことで「明日からあんたらの仕事なんかないよ」という状況になってモガいている。その上、福井の観光や食などをボイコットしようなんて動きもあって。
都会の頭のいい人達にしたら、原発の是非以前のハナシとして、「もう電気を作らなくなったオマエらに用は無いわ」ってことなんやろね。

そんな逆風の中で、それでもやっぱり原発に頼らない部分も頑張りたいし、余所からお客様に遊びに来ていただきたい。そんな我々としては、これからはもう、何がしか「趣味の世界」に、強い目的性を求めるしかないのかも知れませんねえ。

というような、まあ暗い話はさておき、ほんとに楽しいイベントでした。
実行委員会さんの、落語への愛情溢れる運営にも、拍手喝采であります。

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お彼岸の直売所

ウチの観光協会が運営させていただいている直売所、「高浜市場きなーれ」では、昨日9月19日の彼岸の入りから今日20日にかけて、お花がよく出ています。

ウチの直売所では毎年、お盆になると「お盆の花市」として、花の大売り出しをさせていただいて、ご好評をいただいていますが、彼岸の中日に当たる今日は、それに匹敵するくらいの賑わいでした。
ありがたいことです。

直売所では、花が主力商品として年々定着していて、今や売上の1/5近くを占める勢いです。
開業以来、県嶺南振興局の農業担当のIさんから指導をいただきながら、花を強化してきたこともあって、とっても嬉しい。
今にいたるまでの、売場スタッフのみんなの頑張りと、地道な努力の成果ですね。
あと、季節ごとにご先祖にお花を供えられる、信心深い町内の皆さまのおかげでもありますね。

お店の方は、一日バタバタしていましたが、お疲れ様でした。

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H24年度海水浴入込客数

今年、平成24年夏の高浜町の海水浴のお客さまの数は、19万4千人だったそう。
沢山の方に来ていただいた訳ですが、でも経年的にみると、これが激減なんですね。

Graph

昭和60年(1985年)と比べると1/6、12年前の平成12年(1990年)と比べても1/3以下。
ハンパじゃない減り方な訳ですが、でも不思議なのは平成9年のドカ減りです。
調べると、記録的な冷夏やったそうですが、でもそれは平成5年も同じやったみたい。
平成5年の時は、翌年復活したのに、9年の時はそれっきり。

う~ん。一体何があったんやろうか。

過去の資料を見てると、ウチの観光協会は、ここ15年くらい、イベントと有料広告を中心に活動してきたことになってる。営業らしい営業といえば、県や若狭湾観光連盟さんの活動に参加させていただいての活動くらい。
実際、私がここに雇っていただいた5年前、観光協会には営業する人は一人も居なかった。
海水浴場のマップすら無くて、新しいお客さんはどうやって遊んだらええか分からん状態。
んで、民宿も浜茶屋もずっとずっと昔からの形態を続けていて。

これって企業に例えれば、15年間、これといった顧客の創造も自社の強みの確立も新商品の開発も無かったってこと。
H9年のナゾは不明やけど、主要ターゲットの若者の人口が減る一方なんだから、こりゃあ、お客さんが1/3になっても不思議はないですよねえ。

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